念佛寺とは
天台宗の開祖伝教大師最澄上人の母妙徳尼有縁の寺院である。
妙徳尼は、夫百枝公と死別した後、生誕の地山ノ内で大師の身を案じながら日々を送っていたが、当時、比叡山延暦寺では、女人禁制の霊峰であり、母といえども伺候することが叶わなかった。大師自ら母のために刻んだ慈母観音の像をおくられた妙徳尼は、日夜この観世音像に給侍したと伝えられる。
弘仁8年(八一七)、七十一才にて妙徳尼が歿し、大師は延暦寺において母の法要に百僧をもって供養し追孝の誠を尽くしたという。
その後、大師は妙徳尼の菩提を弔うために、この地を比叡山ノ内と称し、寺塔を建立され、阿弥陀如来を安置。これが、現在の念佛寺であり、本尊の阿弥陀如来は、鉄で鋳られた秘仏である。
水子供養寺

伝教大使慈母妙徳尼菩提寺
- 住 所
- 〒615-京都市右京区山ノ内宮前町12番地
- 電話番号
- 075-821-2732
- 参拝時間
- 開門 10:00/閉門15:00
- 駐 車 場
- 有(普通車4台)
- 最寄り駅
- 京福電鉄(嵐電)および京都市バス・京都バス
「山ノ内」駅
うちのお寺に来られる方は、最初はみなさん後悔や悩みをお持ちですが、お参りされた後は、とても良い表情でお帰りになられます。
人はだれしも生きていれば、楽しいことばかりではありません。たびたび苦しいことに出会います。
そんな時に、救ってくださるのがお地蔵さまです。お地蔵さまの前で手を合わせれば、そっと寄り添ってあなたの心の声に耳を傾けてくださいます。
どうぞ、気兼ねせず、念佛寺に心の底にたまった澱を洗い流しにいらしてください。
合掌
京都山ノ内 念佛寺
住職 日比野 大範